8/19(月)に実装されたばかりの、”LINEオープンチャット(OpenChat)”
オープンチャット内のメニュー項目に、“Bot”という見慣れない選択肢があり、「これは何??」という方も多くいらっしゃると思いますので、解説していきたいと思います。
なお、オープンチャットの使い方などに関しては、”LINEオープンチャットの使い方と注意点“の方にまとめてありますので、ご覧ください。
LINEオープンチャットのBotとは何か
普通にBotと言うと、ロボットの略で、自動化プログラムを指す事が多いです。
Twitterで自動でツイートしたりする、”Twitter bot”などは、見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。
LINEオープンチャットのBotには現在二種類の機能があります。
今回は、この”通訳機能“について解説していきたいと思います。
LINE Bot通訳機能を使うには
専用チャットルーム作成がおすすめ
Bot通訳機能は、初期設定ではチャットルームの管理者か共同管理者しか追加・削除できません。
「ちょっと通訳を試してみたい」という方は、自分専用のチャットルームを新規作成してしまうのがおすすめです。
作成時に、”オープンチャットの検索を許可“という設定項目がありますので、チェックマークを外して非公開にするのを忘れないでください。
通訳機能の追加・削除ができる人は、設定で、
- 管理者
- 管理者・共同管理者
- すべてのメンバー
の三種類から選べます。
Bot通訳機能の設定方法
筆者のスマートフォンはAndroid 9.0ですので、その画面で説明していきます。
チャットルーム内上部右端に、▽の様なマークがあると思います。これが、メニュー画面への入り口です。iPhoneの場合は、右上の三本線から入れます。
ここをタップすると、
メニュー項目が開きますので、”Bot“を選択します。
“通訳“という項目を選択すると、
通訳言語選択画面に入れます。
「追加できる通訳は一つのみです」となっていますね。
翻訳したい言語セットを選択して右上の”追加”をタップすれば、追加完了です。
ちなみに、他人の作ったチャットルームで通訳機能を使おうとしても、
「通訳を追加・解除できるのは管理者と共同管理者のみです」とのメッセージが出て使えません。
通訳可能な言語は?
全部で20種類の言語セットで通訳が可能な様です。
日本語との相互翻訳が可能なのは、
- 英語
- 韓国語
- 中国語(簡体字)
- 中国語(繁体字)
の4言語ですね。
英語との相互翻訳が可能なのは、15言語でした。
やや手間がかかりますが、”日本語⇒英語⇒ヒンディー語”の様に、英語を経由すればどの言語にでも翻訳できると思います。
それでは、実際にLINE通訳機能を使ってみましょう。
オープンチャット通訳を使ってみる
“日本語⇔英語”翻訳
日本語⇒英語:「おはよう⇒Good morning」
英語⇒日本語:「hello⇒こんにちは」
と、両方ちゃんと翻訳されていますね。
一番上にある「こんにちは」は、翻訳機能をオンにする前なので翻訳されていません。
会話文と関西弁では?
少し難易度を上げて、会話文と関西弁でも試してみました。
日本語⇒英語:「今日どこ行く?⇒Where are you going today?」
日本語⇒英語:「ほんまに暑いなぁ…⇒It’s really hot…」
両方、ちゃんと翻訳されていますね。
結構コテコテな関西弁でも翻訳されたのには驚きました。
“英語⇔アラビア語”翻訳
物は試しと、”英語⇔アラビア語”の翻訳にも挑戦してみました。
合っているのかどうかすら分かりませんが、ちゃんと翻訳できました。
通訳機能の解除方法は?
通訳機能を解除する時は、通訳言語選択画面で、
“通訳なし“を選択すればOKです。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
通訳機能は、通常のLINEトークやLINEグループトークには無い、オープンチャット独自の機能です。
他言語の方との、ビジネス会話や学生さん同士の交流、言語学習、ゲームの攻略情報交換など、使える機会は多いと思います。
LINEオープンチャット全体では、スタンプ連打などのマナー意識の低い行為が目立っているのが現状ですが、今回ご紹介した”オープンチャット通訳”は、なかなか便利な、良くできた機能だと思います。
ぜひ、一度試してみてください。