さて今回は、RAVPower社から新発売の、コンパクトで大容量なモバイルバッテリー、「RP-PB054pro」について、レビューしてみたいと思います。
ちょうど前回は、同じRAVPower社製のモバイルバッテリー、「RAVPower PB055」についてレビューした所でした。
結構良く似た性能ですので、性能やサイズ等の比較などもしていきますね!
普通のACコンセントも使えるのが特徴
まず、一般的なモバイルバッテリーと、今回ご紹介するRP-PB054proの最大の違いは、「ACコンセントが使えるかどうか」だと思います。
恥ずかしながら筆者は最近まで、”モバイルバッテリーはUSB充電専用”だと思い込んでいたのですが、普通のACコンセントも使えるモバイルバッテリーの存在を知ってからは、主にカフェや図書館でのノートパソコンへの充電用途で、とても便利に使っています。
もっと早く知れば良かったですよ。ホント…
コンセント・USB-A・USB-Cの、3種類の出力が可能
さてそれでは、ACコンセント・普通のUSB-A・USB-typeCの順に、使い方などを簡単に説明していきますね。
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
ACコンセント×1
まず、上の画像の一番下の端子が、ACコンセントです。
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
こんな感じで、家庭用コンセント感覚で、普通にプラグを挿して使えます。
使ってみると分かりますが、これが非常に便利なんですよ!
コンセントが使用可能なおかげで、対応機器は、
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
ノートパソコンやタブレットはもちろん、Nintendo Switch、デジカメのバッテリー、Go Proなどなど、80Wまでなら、アイデア次第で色々と使えます。
また、”普通のコンセントも使えるモバイルバッテリー”は、災害時や停電時の緊急・防災用としても、相当有効なのではないでしょうか。
災害は、いつどこで起こるか分からないものですから、普段から持ち歩いているバッテリーがそのまま使えれば、心強いですよね。
一般的なUSB-Aポート×1
そのACコンセントの左上の端子が、いわゆる普通のUSB-A用のポートです。
スマホなどを充電する時は、ここを使うことが多いでしょうね。
RAVPowerの独自技術、”iSmart”を搭載しているので、特に設定不要で、デバイスへの最適な充電を行えます。
なお、”iSmart”は、
- 出力自動配分機能:複数機器を接続した場合、各機器を最適な出力で同時に急速充電が可能
- 電流自動判別機能:接続機器を自動検知し、適切な電流を出力
- 電圧自動補償機能:ケーブル抵抗を検知し、出力電圧を自動的に調整
という、独自技術の事だそうです。
急速充電のUSB-typeCポート×1
そして、右上の端子が、USB-タイプCのポートです。
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
こんな感じで、USB-タイプC対応のスマホやノートパソコンには、そのまま30Wの高出力で、従来のUSB-A端子経由よりも、相当な急速充電が可能です。Macbook 12インチには、2時間で満充電可能とのこと。
USB-タイプC対応のスマホやノートパソコンも、結構増えて来ましたよね。筆者のスマホも、最近このタイプの充電に変わりました。
モバイルバッテリー自体へも高速充電可能
そして、USB-タイプCは、同じポートで出力も入力もできますので、
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
こんな感じで、30Wの高出力で、PB054proモバイルバッテリー自体の充電にも使います。
ちなみに、USB-C用のコードは付いていますが、PD充電器(壁のコンセントに挿す方)自体は別売りなので、ご注意ください!
20000mAhの大容量バッテリー
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
さて、肝心のバッテリー容量は、20000mAhの⼤容量仕様となっています。
割り算すると、iphone11を約4.1回、Samsung Galaxy S10を約4.0回、ipad Pro 2018を約1.5回、Macbook12インチを約1.1回充電できる計算になりますね。
筆者のノートパソコンの充電も、もちろん余裕でできています。
筆者が前に使っていたモバイルバッテリーは、もっと容量が少なくて、恥ずかしながら「モバイルバッテリーへの充電を忘れる」という事が度々ありましたので、この大容量はとても有難いと思っています。
ちょうど良い重さとサイズ感
モバイルバッテリーは持ち歩くものですので、重さやサイズはとても重要ですよね。
画像出典:Amazon RP-PB054pro商品ページ
まず、サイズ的には、「縦6.9cm×横6.9cm×高さ15.4cm」と、ちょうど300ml前後の小型のペットボトルとほぼ同じ大きさです。手になじみやすい、持ちやすい太さになっています。
重量は660gで、「週間少年ジャンプ」よりも軽いとか。
ちなみに、もっと容量の大きい、いわゆる”ポータブル電源”と言われるものは、大体3~5kgかそれ以上と重く、持ち手も付いていて、明らかに鞄に入らないサイズです。
そんなのを毎回持って歩くのは、ちょっと無理がありますよね。
「RP-PB054pro」は、大容量なのにコンパクトで、使いやすい大きさと重さだと感じました。
安心防護機能
「モバイルバッテリーやスマートフォンが発火して火事に」なんてニュースがたまにありますが、RP-PB054proには多重保護チップがバッテリーに内蔵されていて、過充電・過放電・過熱・短絡などから保護してくれるとの事。
さらに、「標準18か月+12か月(製品登録後)」の、長期保証も付いていて、安心です。
PB-055との比較
さて、最後に、前回紹介した、PB-055との比較をしてみようと思います。
簡単な比較表を作ってみましたので、ご覧ください。
PB-054pro | PB-055 | |
容量 | 20000mAh | 30000mAh |
出力ポート | AC×1 USB-A×1 USB-C×1 | AC×1 USB-A×2 USB-C×1 |
AC充電 | 80Wまで | 100Wまで |
PD急速充電 | 30Wまで | 60Wまで |
サイズ | 6.9 x 6.9 x 15.4 cm | 17.8 x 13.8 x 4.6 cm |
体積 | 733cm2 | 1130cm2 |
重さ | 660g | 1007.5g |
保証期間 | 18か月 +12か月(製品登録後) | 18か月 +12か月(製品登録後) |
価格 | 11000円台半ば | 16000円弱 |
ご覧のように、充電容量を始め、全体的にPB-055の方が高性能となっています。
しかし、今回のPB-054proは、重さ&体積が約2/3と、かなりコンパクトな仕上がりになっています。
そして、Amazonでの価格は、4000円程度安く設定されていました。
なお、この価格は、記事執筆時点での価格ですので、また変わる可能性がある事はご了承ください。
まとめ
今回は、RAVPowerの「RP-PB054pro」について書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
前回レビューしたRP-PB055も、十分コンパクトで軽かったのですが、今回ご紹介したRP-PB054proは、さらに軽くてコンパクトになっていて、驚きました。本当に、ちょうどミニサイズのペットボトルぐらいの大きさなんですよ。
それでいて、ちゃんとACコンセントも使えますし、もちろんUSB-A及びUSB-C端子も使えます。
価格的に安いのも考えると、「高性能なPB-055 vs 手軽なPB-054pro」は、どっちを買うかかなり迷いますよね~
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また機会があれば、他のスマホ・ガジェット系機器についても、レビューしてみたいと思っています。